要素4 『相手の山札削り力』

山札切れさせるデッキなのですから、これが一番重要かと思うかもしれませんが、私はそうは思っていません。基本『負けない』戦略の中で、これは攻めの要素であり、守りを犠牲にして成り立つものではありません。とはいえ、LOデッキの醍醐味でもあります。

山札の削り方は大きく分けて3つあると考えます。

a. 直接相手の山札をトラッシュする

ポケモンのワザや特性で削ります。おなじみアイアント、ボスゴドラ、他にもココロモリ、ネイティオ、あまり使われませんがツンベアーPs、ローブシン、ドテッコツ、カチコール等があります。

重要なのは1回のトラッシュ枚数と連続性。ハーフでは、アイアントでは最大でも2枚にしかなりません。少ない場合は連続性が重要になりますので、1体きぜつしたらげんきのかけら等ですぐにベンチに戻し、2枚削りを継続する必要があります。
ボスゴドラのやまおろしは一度に3枚トラッシュさせることができますが、進化時に使える特性のため、退化スプレー等で回数を増やすことが必要です。
連続性の点では(きぜつしない限り)ネイティオのフォーチュンドローは問題ありませんが、自分と相手どちらも3枚山札が減りますので、要素6の山札の回復手段は必須です。

一度に大量に削るなら、エネルギーをたくさんつけたココロモリのジェットウーハーや、ローブシンのやまおとしでコイン表を出し続けるとか、サイドンのマッドマウンテンとかですが、ココロモリ以外は現実的ではありません。ココロモリはサーナイトの特性と合わせると一度に4~6枚のトラッシュは比較的楽にできます。ただし、経験上連続して4~6枚というのはほとんどできません。

ツンベアーPsのひょうざんおとしは3エネ90ダメ+1枚トラッシュという、削って殴れるデッキに採用したいポケモン。パワーレイジもダメカンが乗っていればその数×20ダメ。エネ問題+1進化が解決できれば、うかつに殴れないので壁にもなります(ただ、LOデッキと呼べなくなりそうですけど…)。

他にもグッズで直接削れるいたずらスコップが登場したことで、LOデッキの構築に幅が出ましたね。

経験上、直接削ることを主な戦略にするなら、やまおろし3回+ひと押し(スコップ、ヒュウ等)、つまり9~10枚トラッシュさせれば、大体山札切れに追い込めます。
ターン数を引っ張るほど、やまおろしの回数は少なくて済みますので、序盤は耐えて終盤にやまおろしでたたみかけるとか、3回ジャンケンしてなんとか山札回復させるとかできればいいことになります。

b. 間接的に山札をトラッシュする

自分のポケモンがきぜつしたら、相手の山札をトラッシュさせる特性を持つポケモン、そうマタドガスPs(ゆうばく)の採用です。これを壁にすれば、相手の攻撃の意思を鈍らせたり、
さらにしずくをつければ時間稼ぎにもなります(しずくつけると倒してくれなくなりますけど…)。ただし、あっさりフラダリでベンチ呼ばれてただの置物になりかねないのと、どくできぜつした場合はゆうばくが使えないので注意。

c. 相手に山札を引かせる

先のネイティオや、他にもホーホー、トゲチック等があります。
また限定的な状況で、レッドカードやヒュウを使って相手にドローさせることができます(レッドカードと同効果のワザを持つポケモンだとファイアロー、ヤジロンがありますが、まず使わないでしょう)。
ヤミイカデッキでは、この相手にドローさせるのを戦略の一つとして取り入れており、とどめの場面でこれらを打つことが多いです。

a、bは、トラッシュした中に相手のキーカードがあればかなり効果があり、要素3と関連します。特にハーフでは、同じカードは2枚しか入れられないので、2枚目をトラッシュできればほぼ使われる心配はありません。

注意すべきはc.で、相手に山札を引かせるということは、相手の手札が良くなる可能性が高くなることに他なりません。相手の手が止まっている時には無理して引かせる必要はありません。とどめに引かせるのが安心です。

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